高齢者の日常生活を支える福祉用品とは

日本においては、高齢者人口の割合は増加の一途をたどっています。高齢化率はすでに26%を超えており、世界保健機構などが設定している、超高齢社会(高齢化率=21%)を遙かに超えている現実があります。長寿国日本であるからこそ、年を取ってもできるだけ元気に安心して日常生活を続けられる環境を生み出していくことが大切になるのです。
高齢になってくれば心身の機能が低下していくことは誰しもが避けられません。足腰が弱くなり筋力も低下していきます。寝たりおきたりが大変になったり、歩いている時に足が上がらずにちょっとした段差で躓いてしまう場合もあります。骨折したり脳梗塞などの後遺症で体が不自由になると日常生活を自分で何でも行っていくことが難しくなるのです。
福祉用品はこのような悩みを抱えている高齢者の日常生活を支えていく大きな役割があるのです。

高齢者の日常生活において福祉などの用品が活用される意義とは

高齢者は体が少しずつ不自由になってくると日常生活に支障が出るようになり、動くことが怖くなったり億劫になったりしてますます動かなくなってしまいます。その状態は身体機能のさらなる低下を引き起こしてしまう原因になり寝たきりの状態になるリスクも潜んでいます。
健康な生活を続けていくためにも、高齢になって体が不自由になってもできるだけ在宅や施設などで元気に日常生活を送るためには、高齢者自身が意欲を持って行動できる環境を整えることが重要になるのです。
身体に何かしらの不自由があっても福祉用具をうまく活用すれば、不自由な機能を補いながら日常生活において、自分自身でできることを増やしていくことができます。これらの用品は介護者にとってその負担を軽減する役割があるだけでなく、高齢者自身がより安全に負担無く日常生活を営める様な工夫や技術がたくさん詰まっているのです。
たとえば足腰が弱くなって歩くことが不安になってしまった人も、杖や歩行器を使うことで自分で移動ができる様になるなど、日常生活に何かしらの改善が見られる様になり、そのことが高齢者の意欲を高める意味もあるのです。

高齢者の生活を支えている福祉用品の種類とは

高齢者の日常生活を様々な方面から支えている福祉用品には非常に幅広いたくさんの種類があり、様々な特徴や機能があります。介護保険を利用して一部の自己負担金額でレンタルできる用品や、購入の際にも補助金が出る用品などもあります。地方自治体によっては、それぞれ独自の助成を行っている場合も多く、それらをうまく活用しながら、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
立ち上がったり起きたりが大変になってきても、介護ベットや柵をうまく活用すれば安全に自分でその動作を維持できる場合もあります。杖や歩行器などを利用することで、転倒の予防をしながら、負担を減らして歩行できる環境を作ることもできます。
浴槽のまたぎが困難になってきても、浴槽ボードや介助用の回転イスを使うことで、自宅でも入浴ができる環境を作り出すこともできます。食事を行う際に使用する滑り止めマットや自助具のスプーンを使うことで、麻痺があっても自分で食事ができる場合もあります。
このように、排泄や入浴、食事や移動など人々の日常生活の様々な場面に適応できる数多くの用品が開発されてたくさんの高齢者に利用されているのです。